初めてのジュエリーは、ピアスを開けた１６才のとき。

洋服は大好き。それに対してジュエリーは遅めのデビューだったので、それはもう衝撃的。

ジュエリーでファッションの幅が劇的に広がって、なんだか自分が何段階もレベルアップしたような気分になったのを覚えています。

ポップだったり遊び心のあるもの、デザインを凝らしたもの。

アンティークなもの、定番中の定番なベーシックなもの・・・

たくさんのジュエリーやアクセサリーと出会いました。

そしてまたひとつ加わったのは、シンプルとデザインを兼ね備えたジュエリー。

長年女性たちに愛されている「ベーシック」をベースに、そぎ落とし、ひとさじ捻りをプラスして、0.1ミリ単位で突き詰めたデザイン。

実際に身に着けたときにぐんと存在感を発揮する「ミニマムジュエリー」と言われるものです。

ひとつで様になり、複数重ね付けて印象深く、個性が強いアクセとは引き立て合う。

このミニマムジュエリーを洗練し、発展させているエリアのひとつにデンマークがあります。

インテリアや雑貨など身の回りに置くものにミニマムをこよなく愛するデンマーク人ですから、ミニマムジュエリーの発展も自然の流れなのでしょうね。

そんなデンマークで注目のダニッシュジュエリーブランドをご紹介します。

ジェーン・ケーニッヒのスタイルは、気まぐれで冒険家でロックが同時に存在するスタイル。

アンティーク素材やプレシャスストーン、べっ甲や象牙や貝殻、ときには旅の途中で出会った素材を、自由に組み合わせるデザインは、生まれ育ったスカンジナビアの感性でもってアーティスティックに仕上げられています。

2016.07